子猫のブウ



ドリーム小説


私の隣にいるこの子はとっても大人しいんですよ?





     【子猫のブウ】




「静かですね」
「ギャウ」



地獄にも静かな場所もあるんですね。
責め苦ばかりであまりゆっくり出来ないから、こんな機会を作ることもありません。今日は責め苦が少ないため私はブウと一緒に散歩していました。

たまたま歩いていると、落ち着いた良い場所を見つけたので、私とブウはここでのんびり時間を過ごしているんです。


「ギャギャ」
「?どうしました?」



ブウがいきなり私の前で正座し、私の伸ばしている足をポンポン叩いて自分が正座している体制に指をさします。


「ギャギャギャ!」


正座をしろと言っているのでしょうか?


私は素直にブウの指示に従い正座をすると、ブウは素早い動作で私の膝の上に丸まったのです!ビックリ。



「甘えん坊ですね〜。ブウ」
「ギャ」



猫みたく喉を鳴らして甘えるブウに、私は触り心地の良い頭を撫でます。
この子は猫というより、子猫みたいです。





可愛い可愛い子猫と私のそんな1日。






End