ドリー夢小説
どくん……
どくん……
ねぇ、聞こえる?バーダック
今、この子が動いたんだよ
【鏡に映った幸せな絵】
「おい……まだなのかよ?」
「そんな簡単に子供は産まれんよ。母体と胎児にとってこの時間は生死を賭けた闘いみたいなものだから」
「………ちっ」
バーダックは数時間も待った。何より悔しいのは、今出産すると一緒に立ち会いが出来ないという腹立しさ。
「ちくしょ…………」
『あぁ!!ん〜〜っ!はぁっ!!!』
「!?」
向こうの扉から聞こえるの苦しい声。もうすぐです!頑張って下さい!!と言う看護婦の声。
もうすぐ産まれるのか……!
やけに、緊張するぜ。手汗が滲んできやがった。
『母体と胎児にとってこの時間は生死を賭けた闘いみたいなものだから』
くっそ……!
頑張れ………頑張れ!
『おぎゃ!おぎゃ〜!』
初めて聞く産声……さっきまでの緊張が今の産声で吹っ飛んじまった。
「バーダック!おめでとうさん。元気な男の子だ」
医者の腕に抱かれている元気な赤ん坊……元気な産声をあげていやがる、俺の子供。
「抱いてやれ。それから母親の所に行け」
初めて子供を抱いた時、ちょっとでも力入れたら潰れちまいそうなくらい小さくて、愛おしい気持ちに溢れた……。
初めての息子……この息子の父親が俺……。
これって、感動なんだな。
「……早く行ってやれ。バタパパ」
「けっ!テメェがパパ言うな」
俺はまだ泣き止まない小さな息子を抱きながら中に入り、ベッドの上で力尽きた、俺の最愛の女―――息子の母親が虚ろな目で気を落ち着かせていた。
「ぁ……バーダック……」
「……お疲れさん。よく頑張ったな」
の汗ばんだ頬を撫でてやると、俺は腕の中で鳴く息子をに見せる。
「見ろよ。元気な男だ」
「あぁ……可愛い」
虚ろな視線は愛情の篭もった視線へと変わる。息子とを交互に見て、俺はの額に小さなキスをした。
「ありがとな、」
「ふふ……///どう致しまして。パパ」
「なぁ。こいつの名前なんだが、俺が決めていいか?」
「どんな名前?」
優しく微笑む……。
俺は自分の表情が見えないから分からないが、きっと親バカな面してんだろうな。
「―――ラディッツだ」
その時2人の側にあった鏡があった。
鏡に映ったのは、幸せで優しい笑みを浮かばせているとバーダック。
そのバーダックの腕の中で鳴く長男『ラディッツ』の姿があったという……。
end
あとがき
様!出来ましたぁ
なんか……甘夢なのかなんだか分かりませんが、見事ラディッツが産まれました(笑)元気な産声でs(殴
こんな駄文で宜しかったら受け取って下さい(*v_v*)
あともう一つは来月まで間に合わせるように努力しますので、待ってて下さいね^^